E. Stieblerは静ひつかつ持続的な器楽曲で一部のコア・ファンには人気があるが、現音系のレーベルからのリリースはごく少なく、日本ではほとんど紹介されない。このCDもなぜかクラウトロックなども含むレーベルが手がけたものだが、内容は素晴らしい。2012年の2曲を含むこの10数年の4曲を収録。吐息のみを使った抑揚のない完全なテープ作品"In Atem"(tr.1)や、ダブルベースとシンセという特殊な組み合わせが微分音的に絡み合う表題作品(tr.4)が含まれている。特に"Im Atem"のように直ちにテープとわかる作品は珍しい。もちろん作風が変わったわけではないのは聴けば納得。他にチェロの2つの線がやはり微分音的にモアレる2曲目もいい。MUST!!!
＜試聴＞ tr.2 / tr.4

型番	m=minimal
販売価格	2,700円(税込)
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