橋本の初のソロ作品と違い、.es名義ではsaraのピアノやパーカッションとのデュオ。バトルっぽい展開が多いのはややありがちだが、散文調の内容は共通している。特に本作では、このギャラリーと縁のあるサウンド・アーティストの藤本由紀夫が音を提供しているのが重要。18分1トラックは切れ目のない4つの断章からなり、冒頭と後半に裸のオルゴールのチープな音が挿入され、これが枠組みを構成している。オルゴールの回転板をイメージした、円形の五線譜が印刷されたプラケースに、音符代わりのドットだらけのインサートが組み合わされる(すべて微妙に異なる)アートワークとしての特殊ジャケもギャラリー製ならではのクールさ。
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型番	Nomart Editions
販売価格	2,200円(税込)
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