主に自国イタリアのマイナー作家の最新の動向を紹介するシリーズは玉石混交だが、音響彫刻という題名が怪しい。これはSPAMというエレクトロニクスと即興のグループの演奏を集めたもので、題名は1曲目のJohn Cage作品 "Musical Sculptures" (1989)を示す。シンセ、チェロ、コンピュータなど現代の機器を使い、Another Timbreに代表される最近の動向のような、静寂と騒音が交錯する。その他3曲目Agostimo Di Scipio作品でサックスが使われる以外は、より電子的なデバイスが中心となる。基本的にはアナログな質感は薄い現代の電子音楽。半額処分。
＜試聴＞ tr.1 Cage / tr.3

型番	Die Schachtel
販売価格	1,350円(税込)
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