Joris de Laetの個人スタジオSEMでも制作した経歴を持つこのベルギーの作家は、Sub Rosaが最初にCD/LPを出した直後に亡くなってしまい、このたび追悼（というかガサ入れした結果の）盤が出た。表題の”Oberheim” (side A)がその発掘作品。鈍い打撃音と、ドローン化してまとわりつく残響が25分にわたって展開もなく続く。この時期なら機材の進化にあわせて洗練の道を進むのが普通だが、そうならないのが在野の作家ならではの面白さ！カップリングの近作”Drone”、”Like Phil”、”Clarinet Solo”は3CDにも収録されているが、LP化は初めてというビニールマニア向け商売。
＜試聴＞ side A

ガサ入れ前の時点でのコンプリートといえる3CD

マニア向けに古いアナログ作品をまとめた2LP

型番	Sub Rosa
販売価格	3,000円(税込)
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