この人誰？というマイナー作家の、過去のディスクの復刻ではなく発掘音源（無名なので当然CDR）。サンフランシスコやシカゴの交響楽団のために作曲していた経歴で、なんと日本のMusic Todayに招かれたこともあるというコテコテな現音作家。それがゆえに異端系はもとよりクラシックのレーベルからも見向きもされず、埋もれていた。80年代の２つの作品を収録し、全部で20分ということは、コチラ向きなのはこれだけなのでしょう。表題作('86)はフルートとトランペットの掛け合い、もう1曲の”The Watts Towers”('81)は、アール・ブリュ（アウトサイダー・アート）の作家Simon Rodiaの同名の作品にインスパイアされたとのこと。ドラムスのソロのみという変態的な曲で、実際旋律も音色もない。かといって土俗的なノリでもないので、ある意味アウトサイダー。
＜試聴＞ tr.1 / tr.2

型番	Other Minds
販売価格	1,600円(税込)
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