アナログレコードをオブジェとしていじる美術家Claus Van Bebberとともに、サウンドアート的な側面を見せるようになった08年に、大手美術出版社が制作したもので、彼のアート指向を前面に出したハードカバーの本格的なもの。音は短めの24トラック収録で、アイスランドやグリーンランドなどの雪原でのフィールドレコーディングが中心。氷河の中を水が流れ(tr.7他)、原野を吹き抜ける風が金属の柵を震わせる(tr.10)。特に電子音にしか聴こえない「エオリアン・ハープ」風の音(tr.15/16)が素晴らしい。本（30x22cm 、199項、独/英語）音の収録場所の写真とドローイングで構成された内容もいい。刊行後早く絶版になったが、作家の手元にあった在庫を入手。
＜試聴＞ tr.7 / tr.16

型番	Kerler Verlag
販売価格	5,900円(税込)
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