共産圏だったルーマニアは、LP時代から採算関係ナシの国営レーベルから莫大な数のディスクが作られ（Electrecordだけで8000点以上！）、マイナー作家がたくさんリリースされていた。本作もその一つで、おそらくほとんど国外に流通していない国営放送直轄のCDである。オーケストラ曲、器楽曲を含む5曲収録のうち2曲でテープが使われ、92年の4曲目ではシンセが使われている。オーケストラ曲は古典的で、他の曲もテープは控えめで実験的とはいえないが、LP時代からこの地の作品演奏に関わったサックス奏者Daniel Kientzyの、低音サックスの3曲目が東欧らしくない内容。
＜試聴＞ tr.3

型番	Radio Romania
販売価格	2,600円(税込)
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