寡作な作家ながら、リリースはどれも秀作揃いのToniuttiだが、これはごく初期1979年の音源で、雑多なコレクションの底に眠っていた。まだ音響ノイズとして確立する前の時代とはいえ、リズムも刻まれたジャンク打楽器とのセッションという形は珍しい。ただし全体は非常に混沌としていて、打楽器類も変調テープ音に埋もれてしまっている。もっとスッキリしたジャーマン・ニューウェーブの香りが濃い同時期の他の作品とは隔絶した内容。
＜試聴＞ tr.1 / tr.2

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