[OMEGA断捨離超加速！]
スペインの70-80年代の電子音楽集として比較的知られた盤だが、３種類揃い踏みという機会は滅多にない。スペインは、これも含めて芸術団体やどっかのパトロンがポンと金を出してマイナー作家のLP/CDをバカスカ出していたので、全体的に玉石混交、しかも「玉」はほとんどない。このシリーズも半数以上はまったく無名の人々だが、ありがちな楽器＋電子音ではなく、すべて純粋電子音楽なのはこの国では珍しい。「２」は80年代中期の４作収録。有名人はおらず、Adolfo Nunez (side A tr.2)、Jacobo Duran-Loriga (side B tr.2)が無名ながら出色。３種類共通なのは自国での制作ではなく、仏ブルージュとINA GRM、米Columbia-Princeton大学、ケルン音楽大学、オランダのユトレヒトなど、世界的に知られたスタジオでの作品が大半なのは意外。盤m-/ジャケvg+(経年の小傷み)。
＜試聴＞ side A tr.2 / side B tr.2

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