オーストリアで活動するライブエレクトロニクス作家Katharina Klementの、現音系とはいえない地元マイナーレーベルからのLP。Martina Claussenは声とオブジェ及びエレクトロニクス、Klementはツィター（大正琴みたいな楽器）とエレクトロニクスというデュオ。同じレーベルからのソロの前作でもツィター（大正琴みたいな楽器）を使っていて、A面2曲目ではそういう響きが聴けるが、B面ではドロドロしたノイズ的ドローンとなり、イメージが覆される。小雨の森の中をさまようようなA面1曲目や物音とたわむれるようなB面２曲目は、彼女のスタイルとしてはちょっと異質だが、その幅広さを示すもの。
＜試聴＞ side A tr.2 / side B tr.1

型番	Ventil Records
販売価格	5,200円(税込)
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