すでに重鎮になりつつある作曲家、鈴木治行は、器楽曲から電子音楽まで多彩な作品があり、しかもDJすらやってのける、この世界では稀有な存在。本作はこれまた何でもやるギターのスペシャリスト山田岳が演奏した、鈴木のギター作品集。反復の技法('95, tr.1-5)は、バッハがテーマだった放送番組のための曲で、その通りの古典的なピース５曲からなる。一転して”口径食”(2015, tr.8)は完全にロック！エレキギターを使った最初の作品だといっても、こりゃブッ飛んでる。さらに表題作(2021, tr.6)も２台のエレキギターがエフェクトやりまくりのグニャグニャな音が衝撃的。手法は手広くはないはずだし楽器も限定しているのに、これほど多彩な作品を生み出すのは驚き。
＜試聴＞ tr.6 / tr.8

型番	Blue Tree
販売価格	2,200円(税込)
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